ツイてない!!〜But,I'm lucky to have you〜
「二葉さんと一緒にいると、楽しい。
色々な話をして、二葉さんのこともっと知りたいって思う。
二葉さんは、僕に興味、ある?」

ちょ…ちょっと…ヤバい。
ハワイの最高の夜景をバックに、超イケメン弁護士が至近距離で私を見つめてる。
これ、夢?ありえないよね?
なんか、ドキドキして息が苦しい。

「それって、私を女性として見てくれてるってことですよね?」
「もちろんだよ。涼音や奏が下の名前を呼んだだけで羨ましいって思った。姉ちゃんが二葉さんを独り占めするかのようにベラベラとよく喋るのだって、イラついてる」

「そんなことくらいで?
でも、ちょっと嬉しいかも。私、今まで男性に女性扱いされたことないんです。
学生の時は勉強が、今は仕事が忙しくて。私の人生、『恋愛』に割く時間なんてなかったし、興味も湧かなくて。
男性を異性として意識したことなかった」

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