触れないで、杏里先輩!
「えぇ!?そんなわけないです、いや、ないっ!滅相もないっ!」
私は首をブンブンと音が鳴りそうな程何度も横に振りながら力強く否定した。
「滅相もないって、面白い単語使うね、坂井さんって」
北川君は私の反応が笑えたようで口元を手の甲で押さえている。
「だ、だって私は地味子だし、杏里先輩は学園の王子だよ?誰がどう見ても有り得ない」
私は真顔でキッパリ言い切った。
言っていることは物凄く情けないが事実だもん。
「でも噂になってるよ?」
「え?噂?」
不思議そうな顔の北川君に私はキョトンとなる。
「坂井さんと杏里先輩が付き合ってるって」
「えぇぇぇえっ!!?」
私は首をブンブンと音が鳴りそうな程何度も横に振りながら力強く否定した。
「滅相もないって、面白い単語使うね、坂井さんって」
北川君は私の反応が笑えたようで口元を手の甲で押さえている。
「だ、だって私は地味子だし、杏里先輩は学園の王子だよ?誰がどう見ても有り得ない」
私は真顔でキッパリ言い切った。
言っていることは物凄く情けないが事実だもん。
「でも噂になってるよ?」
「え?噂?」
不思議そうな顔の北川君に私はキョトンとなる。
「坂井さんと杏里先輩が付き合ってるって」
「えぇぇぇえっ!!?」