転生令嬢~彼が殺しにやって来る~
 ネヴィル様が部屋を出て、私と彼女の二人きりになった。

「お父様に何度も聞かされていました。 フロタリアはいつも俺の側にいた、と。 俺がいなくなると途端に寂しそうにするのだ……そう言って笑っていました」

「もしも私がネヴィル様と婚姻を結んで夫婦になったら、貴方とまた会えるかしら」

「きっと。 ですが、今の私とはもう会えないでしょう。 寂しいですが、お父様と二人で生きてまいります」

「この世界で生きたい、そう思った事はない?」

「私が娘としてでなく、友人として側にいられたら……そう思った事はあります」
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