ふたりきりなら、全部、ぜんぶ。
渚の、反応は……。
「っ〜〜、俺、今宇宙一幸せかもしんない。
まじですっげえ嬉しい」
なんてみるみるうちに笑顔になって、私に抱きついてきたから。
「ちょっと、渚!?」
ほんと、これ以上は……っ!
渚の貴重な、それはもう貴重すぎる笑顔に胸がズッキュンってなるのを必死に耐えて、なんとか距離を保とうとがんばる。
「がんばらなくていいから」
「え……?」
「俺はむぎが俺の隣で、俺といてくれるだけで十分幸せだし、これ以上に幸せなことなんてないから」
「渚……」
「それに、幸せにするなら俺のほう。もうむぎが嫌になるくらい……いや、嫌になってもやめないくらい愛して、甘やかして、息もできないくらい、俺でいっぱいにする」
「なっ、なななっ!?」
「だってむぎ、はずかしがって逃げそうだし。
だから、今からしていい?
んで、毎日」
「聞かないで!?」
「俺がそうしたいから、あきらめて。
まあ、今から俺にそうされることに慣れといてもらわないと、いろいろ大変だし」
「え?
大変って……」
「ん?
だって、ふたり暮らし始めたら俺、もう毎日襲っちゃうよ?」
「んっなっ!?」
「ほんと今までの俺の理性、よく保ってたよなー。これから……つーか、今からは一日中キスしてたいし、くっついてたい」
「っ、知らないよそんなこと!
てか、ばか!変態!
笑顔でなにいってんの!?」
「うっわ、そのばかってやつ、もう一回言って?
くっそかわいい」
「~〜っ、もう言わない!」