俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。〜交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されてます〜
「んん〜隆ちゃんおはよぉ」

 目を擦りながら寝室から顔を出す美桜。ちょっと乱れた髪の毛とパジャマがエロくて朝からムラッとしてしまう。持っていた菜箸を置き美桜の元に近づく。「どうしたの?」と俺を覗き込むように見つめてくる仕草が可愛すぎて、彼女の腰に手を回しグイッと引き寄せた。

「隆ちゃん?」

「昨日ハンバーグ作って待っててくれたんだな、さっき冷蔵庫で見つけて食べた。凄い美味しかったよ、美桜急に料理の腕上がった?」

 嬉しそうな顔。その顔が毎日見たくて結婚したんだ。

「ふふ、二時間かけて作った甲斐があった」

「二時間!? 凄い。また作ってくれるか?」

「勿論だよっ! 次は付け合わせも作れるように頑張るね」

 美桜の髪を梳かしながら、頭を撫でた。普段サラサラの髪の毛が寝起きだから少し絡まる。

「朝ご飯作ったから食べようか、顔洗っておいで」

「え!? 私の担当なのに〜、でもありがとう。顔洗ってくるっ」

 スッと俺の腕の中から抜け洗面所に向かう美桜。目の前にいるのに、手の届く場所にいるのに、なんだか少し寂しくなった。

(……俺、重症じゃね?)
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