俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。〜交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されてます〜
「美桜、何やってんの?」

「ふぇ!? な、なんでもないよっ」

 氷の入った冷えたミルクティーを受け取りコクンと一口飲む。疲れた身体には甘いものと言うけど本当にそうだと思う。甘いミルクティーがいつもの倍美味しく感じる。隣に座ってアイスコーヒーを飲む隆ちゃんの横顔をジッと見つめる。スッと筋が通った高い鼻に、何処か涼しげな切長の目、長い睫毛には爪楊枝が何本も乗りそうだ。隆ちゃんの綺麗で触ると柔らかい黒髪も私は好きだ。ゴクンと飲むたび上下に動く喉仏も、男らしくてつい見てしまう。グラスから離れた唇はコーヒーを飲んだ後だからか艶めいていて、この唇ほど柔らかくて気持ちいと思ったものに出会ったことがない。というよりも、キスだってほぼした事ないに等しい訳で、比較的するような経験はない。

(キスしたいって言ったら変態だと思われるかな……いや、こんな事思っちゃうんだもん多分私変態だよね。TL漫画の読みすぎかも)

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