【コミカライズ】若き社長は婚約者の姉を溺愛する《宮ノ入シリーズ①》【番外編更新】
頂き物の高い甘納豆を入れたので、お味の方も高級感がある。
「もしかして、梨沙のお見合い相手……?」
お茶を持って、客間へ行くと、そこには、目鼻立ちが整い、女性のように美しい男の人が座っていた。
こんな綺麗な男の人は、一度見たら忘れられない。
――宮ノ入グループ社長秘書の八木沢さん!?
仕事も鬼のようにできるけど、性格も鬼のようだと定評がある人である。
今年、宮ノ入グループの社長が交代した。
新しい社長は、海外支店から戻ってきたばかりの直系の孫息子。その社長の補佐をするのが、社長秘書として働く八木沢さんだ。
常に社長といて、海外にもついていった。
もちろん、その外見から、八木沢さんに憧れる女子社員は多いけど、怖がる社員はその倍いると言われているのが、一番の特徴だ。
「沖重社長。お忙しい中、時間を割いていただきありがとうございます」
作り笑いだとわかる笑顔だったけど、梨沙も継母もうっとりしていた。
私は宮ノ入グループで働いている社員だと、気づかれていないのか、向こうは私に会釈しただけだった。
長くなりそうな空気を感じ、自分の部屋に入った。
「もしかして、梨沙のお見合い相手……?」
お茶を持って、客間へ行くと、そこには、目鼻立ちが整い、女性のように美しい男の人が座っていた。
こんな綺麗な男の人は、一度見たら忘れられない。
――宮ノ入グループ社長秘書の八木沢さん!?
仕事も鬼のようにできるけど、性格も鬼のようだと定評がある人である。
今年、宮ノ入グループの社長が交代した。
新しい社長は、海外支店から戻ってきたばかりの直系の孫息子。その社長の補佐をするのが、社長秘書として働く八木沢さんだ。
常に社長といて、海外にもついていった。
もちろん、その外見から、八木沢さんに憧れる女子社員は多いけど、怖がる社員はその倍いると言われているのが、一番の特徴だ。
「沖重社長。お忙しい中、時間を割いていただきありがとうございます」
作り笑いだとわかる笑顔だったけど、梨沙も継母もうっとりしていた。
私は宮ノ入グループで働いている社員だと、気づかれていないのか、向こうは私に会釈しただけだった。
長くなりそうな空気を感じ、自分の部屋に入った。