【コミカライズ】若き社長は婚約者の姉を溺愛する《宮ノ入シリーズ①》【番外編更新】
明日から一緒に暮らすのに、会えたことが嬉しい。
「渡したいものですか?」
こちらへというように、私を窓際へ呼ぶ。
窓からは、濃い緑色に染まった公園が見える。
私たちが昼食を食べているベンチも眺めることができた。
その風景を眺め、瑞生さんは私の手を取った。
そして、銀色に輝く指輪を左の薬指にはめ、指にキスを落とす。
まるで、大切なものを慈しむように――
「瑞生さん。これは……」
「婚約指輪を受け取ってほしい」
涙で目の前が歪み、声にならずに瑞生さんを見つめる。
瑞生さんは涙で濡れた眼鏡を外し、机の上に置くと、私の顎をつかむ。
どちらからともなく、目を閉じ、唇を重ねた。
「現実だ」
眼鏡で隔たれた世界が、ひとつになって、私も幸せな世界の一部になれるのだと思えた。
もう一度だけキスをして、瑞生さんは私の首に銀のネックレスをつけてくれた。
「ネックレス……?」
「指輪をいつも身に付けていられるように、用意した。それと、この鎖は俺から逃げられなくするため」
本気なのか冗談なのか、わからなくて笑ってしまった。
「渡したいものですか?」
こちらへというように、私を窓際へ呼ぶ。
窓からは、濃い緑色に染まった公園が見える。
私たちが昼食を食べているベンチも眺めることができた。
その風景を眺め、瑞生さんは私の手を取った。
そして、銀色に輝く指輪を左の薬指にはめ、指にキスを落とす。
まるで、大切なものを慈しむように――
「瑞生さん。これは……」
「婚約指輪を受け取ってほしい」
涙で目の前が歪み、声にならずに瑞生さんを見つめる。
瑞生さんは涙で濡れた眼鏡を外し、机の上に置くと、私の顎をつかむ。
どちらからともなく、目を閉じ、唇を重ねた。
「現実だ」
眼鏡で隔たれた世界が、ひとつになって、私も幸せな世界の一部になれるのだと思えた。
もう一度だけキスをして、瑞生さんは私の首に銀のネックレスをつけてくれた。
「ネックレス……?」
「指輪をいつも身に付けていられるように、用意した。それと、この鎖は俺から逃げられなくするため」
本気なのか冗談なのか、わからなくて笑ってしまった。