さよならは僕のため

出会い

夜凪「ねぇ、何を歌っているの?」

僕はいつの間にか声をかけていた

瑞凪「ふふ、なんだと思う?」

これが僕と彼女の最初の会話

夜凪「君はここの人?」

瑞凪「私はここに入院してるんだ。
正確に言えば、検査入院」

夜凪「僕ももうすぐ入院するんだ」

瑞凪「あなたも病気?」

夜凪「そうだよ。君は?」

瑞凪「私は病気だったけど治ったんだ」

自然と会話が続く

お互い初めて会うのにどこか懐かしさを感じた。

夜凪「ねぇ、君の名前を教えて」

瑞凪「私?私は、水瀬瑞凪
君は?」

夜凪「僕は、黒瀬夜凪」

瑞凪「私たちの名前似てるね」

夜凪「ほんとだ。」

瑞凪「運命みたい」

そういうと彼女は優しく微笑んだ
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