あの日、雪が降っていてよかった。【完】
『………だから言ったでしょ、声なんか気にすることないって。』


最初っから雪村さんは

今夜、私の存在を

ファンの人達に知らせるつもりだったんだ。


『ふぅー、だからゆき、俺らにも見せてくんなかったんだ?』

『………うるさい。』

『普段なら見せてくれるから、なんか変だなーって思ってたんだよねぇー、』


こーゆーことね?とからかう忍さんを

雪村さんはもう一度

うるさい、と小突いた。
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