恋する乙女の下着事情
<高屋敷の講義・その3>

この感じは海外モデルの・・
結構<やばめ>のポーズのやつ

内弟子の部屋の壁にかかっていた、
金髪美女・プレイボーイ風グラビアアイドルの
カレンダーを思い出した。

高屋敷は
ブラとパンティを手に持って、
ひらひら揺らして微笑んだ。

「二人のラブラブタイムをどう演出するか・・重要なアイテムよ。
マンネリにしないためにもね。
あなたくらいの年齢なら
<かわいい>は卒業して、
成熟した女の美しさ、がっつかない余裕をださないとね。」

ラブラブタイムはない!!
リノアは心の中で突っ込んだが

「私のリサーチだと、やっぱりブラはレースね。
美しい胸元を強調してくれるし。
見えそうで見えないけど・・
少しは見えるから、期待は膨らむってやつ」

リノアは
<高屋敷はリサーチと称して、
いろいろ体験をしているのだな>
と思った。

美の伝道師である、高屋敷先生の
講義は続く。

「パンティの両脇は、紐できまりでしょう。
ほどく楽しみがあるし、蝶結びは
揺れてかわいいしね。
ストリングスでもいいかな。
ほどよく緊張感と、締め付け感が
興奮を高めるから。
品よく肌をきれいに見せるなら、
レース使いね。」

高屋敷先生のパンティのこだわりは強いらしく
「Tバックはお尻が重要なの。
日本人はお尻が垂れるからね。
外国人みたいに美尻になるのは、
トレーニングが必要ね」

Tバックって、ほとんど後ろが紐のやつか・・
リノアは、乏しい知識を総動員していた。

< 25 / 70 >

この作品をシェア

pagetop