恋する乙女の下着事情
<バスルーム・その2>

警察に突き出されるとか、
裁判とか・・
最悪の場合どうなるのだろう。

高屋敷さんには、
どうやって誤ればいいのだろう。
考えても結論はでない。
私には決定権がないのだから・・

それにここは人里離れた山の中だ。しかも武器が相当あるし・・・

無理だ。
ああどうしよう・・
リノアは洗面台の前の床に、
座り込んだ。

洗面所の床は暖かい。
床暖房が入っているのだろう。
暖かさで緊張感がほどけていく。

爺ちゃんがいつも言っていた。
自分の力を過信するな。
謙虚であれと

いろいろ考える・・が、
あまりの疲労感で睡魔のほうが強く、眠ってしまった。

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