恋する乙女の下着事情
<リビング・その5>

その画面は・・
リノアが、あのセクシー下着で
毛皮の上で横たわっている。

目を閉じているが・・
グラビアアイドルの、寝そべりポーズを取らされている感がある。
「ええええ・・!!!」
リノアは真っ赤になった。

支社長はスマホを手元に置いて、
満足げに口角をあげた。
「美しいな」

「あの、あの、それすぐに消去してくださいっ!!」
リノアが叫んだ。
「だめだ。
それに婚約者の画像を持っていて、何が悪い?」
支社長はふっと笑った。
「もっとコレクションを増やしたいな。
君に協力してもらわなくては」

「それは・・」
リノアは考え込んだ。
とにかく、この件は後でなんとかしよう。

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