fate
和美:「あっ!大丈夫です。でも着替えを貸してもらえますか?」
高なる心臓の音がまわりにきこえてしまいそうな位バクバク、ドキドキしていた。
勇斗:「あ~…、、うん。いいよ。でも俺の服だから、男物だしでかいよ。」
この人の着た服を着るなんて、想ってもいなかったので、顔がリンゴのように染まる。
けれど、私は昔から一目惚れした人には、正反対の態度をとってしまう。
だから、17年間彼氏ができなかったと思う。
直そうとしても、なかなか直せない。。
だから、ついつい嫌みな言葉ばかり口にしてしまう。
和美:「それって、汚くないですか?」
トゲがある言い方で質問する。勇斗はいきなり笑いだす。
勇斗:「ははっ!大丈夫だし。はははっ…マジでうけるっ!」
私も、つられて笑ってしまった。それと同時に、今までに感じた事のない想いを感じた。
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