俺が好きなのは、世界一可愛い君
それに、怜ちゃんに仲の良い同姓という存在を、履き違えて覚えたままでいてもらっては困る。
光はちょっと心配だが、一樹は小動物系の、可愛いと評判だかい彼女を溺愛しており、なおかつ今も順調そうだから大丈夫だろう。
「一樹、光……ちょっと手を貸してくれ」
昼休み、いつもの食堂で、楽しい昼食の雰囲気をぶち壊して切り出した。
怜ちゃんの存在。
急に出てきたあの女。
目に余る行動の数々とそこから予想される目的。
全てを洗いざらい話した後最初に口を開いたのは光だった。
「まぁ俺等がモテるのは否定しないけど……なぁそれ、狙われてんの俺等じゃなくてお前なんじゃねぇ~の?」
はぁ?