俺が好きなのは、世界一可愛い君
「ここだよ」



こんなところに教室なんてあったのか……そりゃ気づかないハズだ。



なんて1人納得した様子の光を置いて、俺は他の2人を招き入れる



先ずは自己紹介かな? なんて思っていると、
「わぁ~!! 本当に可愛い!! 初めまして、栗山 心です。よろしくね?」



既に栗山さんが、怜ちゃんに突進する勢いで駆け寄っていた。



いきなり握手を求められた怜ちゃんは、扉を開けた一瞬に見えた緊張した面持ちでなく、戸惑いながらも、とても嬉しそうなかおをしていた。



……なんだかうまくいきそうだな。



そう思って今度は俺が怜ちゃんに後ろの2人を紹介する。



「怜ちゃん。紹介するね。俺の親友の一樹と光。あぁ光は光でも光太郎って名前なんだ」

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