星のような君の隣にいたい。〜番外編〜
それから俺達は何も話さず、

それぞれの家に帰った。

家に帰ると不思議と

涙は出なかった。

·····ほんとに死んだんだよな。

病院から離れると

俺は実感がなくなった。

本当に優希は死んだんだろうか。

病院に行ったら、

優希の家に行ったら、

あいつはまた嫌そうな顔をしながら

出迎えてくれるんじゃないか。

そんなことを考えた。
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