りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生



「いーねぇ!いーねぇ!もっとラブラブなとこ見せてよ!」

「もー、せんぱぁい!勘弁して下さいよー」


部屋の中に先輩の笑い声が響き渡る。

私だって同じ位 飲んでる筈なのに、気が気じゃないのか上手く酔いが回ってこないな。


ま、心配な事はあるけれど。何はともあれ先輩が元気になって良かった。


なんてホッと胸を撫で下ろした時、肩をグイッと引き寄せられる。





「……ッ」


瞬きをする間も無かった。

目の前にはコウくんの顔があって、柔らかい唇が私の唇に押し当てられている。



人前でこんな事できちゃうこの子は、よっぽどデキあがっているみたいで。
"コウくんやるねー"そんな先輩の声が遠くで聞こえた。



< 152 / 317 >

この作品をシェア

pagetop