りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「兄ちゃん、あの先生怖いだろう」
「はぁ」
「俺達には優しいんだけど。学生さんがくると目の色変わるんだよねぇ」
白髪混じりのお爺さんが、ブリックジュースにストローをさし、音を立て一気に飲みあげる。
この人はこの施設を長期利用していて、俺の評価担当でもあって……。
「あの、糖尿でしたよね?」
「ははは、見逃してくれよ。食事も薄くてこれ位しか楽しみないんだから」
「はぁ」
「兄ちゃんタバコ吸う?1本ちょうだい」
「すみません」
「なんだよ、1本でいいからさぁ」
「はぁ」
担当患者が穏やかな人なのが唯一の救いなのだけど。
睡眠時間を削らされるのは、パワハラに入らないのだろうか。
そもそも労働している訳じゃないから、ならないのか。