りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
授業が終わってバイト前に様子を見に来てみれば、彼女の頭にはネットと白い包帯が巻かれていた。
「お騒がせして、本当にごめんなさい」
病院の白いベッドの上で、ケーコさんが深々と頭を下げる。
「迷惑かけてごめん、ね?あの、びっくりしたでしょ?」
そして、彼女は気まずそうに俺にチラリと視線をむける。
「……頭、大丈夫なんですか?」
「さっきCT撮って、異常なかったら明日には退院だって」
なんてケーコさんが顔を上げるから、パイプ椅子に座る俺と向かい合う形になった。
あれ?いつもより幼い?
そっか、化粧してないのか……。
「抜糸は様子みて、来週辺りになるみたい」
間抜けだよね、なんて眉を下げて苦笑いを見せるから、弱気な発言が彼女らしくないと思ってしまう。