りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「あ、少し元気出た?」
「ち、違うし……。もー、怒ってるんだからね」
ヨウスケが悪戯っ子みたいに歯を見せるから、本当に何もかも忘れてしまいそうだ。
「ケーコ、前ペンギン見て喜んでただろ?」
「大体、女子なら喜ぶんじゃないのー?」
「マジで?絶対、騒ぐと思ったのに」
「ヨウスケだって、テンション上がってたじゃん!」
慌てるヨウスケに私の声も大きくなって、思わず笑い声がもれる。
「そういう笑った顔、久し振りに見た!」
「……」
私も久し振りに、ヨウスケの前で声に出して笑った気がするけど。
この場所が、昔話が懐かしくて。つい最近の事のようで。まるであの頃に戻ったみたい、なんて錯覚に陥りそうになる。
そっか、これは夢だと思えばいいんだ。
たった、2日間だけのヨウスケと私しかいない世界の夢。