ブルーサファイアのような瞳を持つ君と
風の中大声で喋る

「俺さ!!成海に会った時運命だと思ったよ!!
だって兄貴が探してる人と同じ顔しててよ!!」

「俺、今、正直焦ってる!!急に帰るとか言うし
兄貴のこと思い出すし!!せっかく仲良くなれたのによー!!兄貴に取られっちまう!!」

ポツっと雨が降ってないのに水が当たる

「あーぁ!だせーなおれ!!」

声が震えている琉貴くん

「うんん。琉貴くんはダサくなんてないよかっこいいよ」

「俺さぁ!成海のことが好きでたまんねぇーんだ。」

私はドキドキして仕方がなかった

「兄貴のことが好きなのも知ってる!
これは俺の最後のわがまま。
ありがとなー!!今まで
これからも友達としてよろしくなぁ!」

私は何も言えずただギュッと彼を抱きしめる
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