拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
ジャワーを先にしたいのであればもちろん行かせてあげようとは思うが、部屋に入ってから少しも彼女に触れていない。
少しだけでも触らせろ、と意地悪をしてしまう。

彼女の上から体をよけると、ものすごい速さでバスルームに消える。
そんなに急がなくても・・・・。バスタオルやローブを持たずに行ってしまった。

彼女の緊張度合からすると、変に時間を与えない方がいいだろう。
タオルとローブを持ちバスルームに入ると、ちょうどシャワーを終えて出たところだった。
純白の体が視界に入り、思わず息を吞むが、今ここで怖がらせてもマズイ。バスローブを体にかけて、自分もシャワーを浴びに行く。
湯量を最大にひねりシャワーを出し、全身泡立てて速攻流す。

部屋に戻ると、早いですね、と小さな声で言いながら俺に向き直ってくる。
覚悟を決めて俺に手を伸ばす姿が愛おしく、ギュっと抱きしめながらベッドに押し倒す。

キスをしながら、緊張しているの十分伝わっているが、それにも増して、不安そうだ。
・・・もしかして、もしかしたら、処女なのかも、と一瞬考えるが・・・

実際始まってみると、良い意味で期待を裏切られる。
反応が・・・メチャクチャエロい。
俺の舌や指に反応し体をピクリと反らす様や、漏らす声が、エロ過ぎる。
無意識なのか、俺の首に両手を絡ませて引き寄せながら、鎖骨に唇を這わせたり、首筋を甘噛みしてきたり。
ゾクリ、とし、思わず我を忘れそうになる。

誰に仕込まれたんだ・・・もしかしたら処女かも、くらいに思っていたのに・・・言い知れぬ嫉妬が一瞬こみあげてきて、チクりと胸が痛むが、それ以上に彼女にのめりこんだ。

色白で肌がすべすべで、いつまでも触れていたい。

気遣いながら抱いたつもりだが、終わるとぐったりと脱力し、俺の腕の中でスヤスヤと眠ってしまった。
ホテルに備え付けられているナイトウェアを着せ、しばらく寝顔を眺めていたが、眠れそうもなく、タバコを1本だけ吸い、シャワーを浴びて再びベッドに戻る。

満里子は起きる気配がなく、後ろから抱きしめても身じろぎ一つしない。
満里子の柔らかくて暖かい体に、理性がきかなくなりそうだが、最初からガッツキすぎて嫌われたくない。
しばらくすると、眠気が襲ってきて、満里子を抱きしめたまま、眠りに落ちた。

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