拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
殆ど騙すような形で俺の部屋に連れ込むと、ようやく話ができる。

誤解、があったようだ。
俺に縁談があると思い込み、自分のことは遊びだと思っていた、と・・・

満里子は、真面目さと同じくらい、優しいところがある。
仕事で追い込まれることがしょっちゅうあるが、ベンダや他部門に対して強く言えないのだ。
仕事をするうえでそれが正しいとは一概に言えないため、一言で優しい、と片付けてしまうには疑問だが、性格的に間違いなく優しさが邪魔をしている。

付き合うようになってしばらくした時に満里子が言っていたことだが、前に柴田が付き合っている彼女と揉めていて、それの心配をした俺をみて好きの気持ちが大きくなったと言っていた。

柴田の好きな人は、少々厄介だ。
元々は俺の大学の同級生だ。大学の同期と飲んでいる店で、柴田と遭遇したことがあり、一緒に飲んだことがあった。柴田はそこにいた一人と付き合うことになったのだが・・・

ちょうどその頃、彼女には縁談があり、両家の合意でほぼ決まり結納の日程を組む段にきていたが、彼女も柴田に恋をした。

自分の両親には事情を話し、婚約を白紙にしたいとお願いしていたらしいが、なかなかうまくいかず、相手には仕事を理由に結婚を延期にしてもらっている状態だった。

彼女と俺が友人なのもあり、柴田と彼女と両方の相談にのっていたのだ。二人の事情を知っているのは俺ただ一人だった。

満里子が俺を避けていた理由、結婚するまでの期間限定だと、満里子は単なる思い込みだったが、柴田たちはその話を地で行くような恋だった。

無い話、ではないため、満里子の想像が無謀だとは言わないが・・・
俺としては、かなり行動に出していた自覚はあるが、まだまだ足りないようだ。
今回の件は、満里子がいない場ではあったが、適当なことを言った自分にも責任がある。

俺の望みは、満里子に安心して俺の側にいたもらうことだ。

これからは絶対に離さない。
一生、満里子は俺のものだ。

Fin







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