40歳88キロの私が、クールな天才医師と最高の溺愛家族を作るまで

予期せぬ展開

私は今、喫茶店に来ている。
テレビや雑誌で特集されていたのを、見たことがある程、有名なところ。
目の前にはオシャレなかき氷。

(かっ……可愛い……!けど……)

ちらり、と顔をあげる。
氷室さんが、こちらをじっと見ていた。
そんな氷室さんを、喫茶店にいる女性陣がチラチラと見ている。

「溶けますよ」
「……へ!?」
「かき氷、溶けてますよ」
「あ!はい!そうですね……!」

私は、急いでスプーンでかき氷をすくって、口に放り込む。
生き返るようだ……と思いつつ、頭が痛くならない程度に、どんどん氷を口の中に入れていく。
そうこうしている内に、私のかき氷はあっという間にほとんどが水分になる。
代わりに氷室さんの席には、パンケーキが置かれた。

「あの……」

私は、スープを飲むように、かき氷だったものを飲みながら、

「何で、こんなところに……?」

と尋ねた。
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