40歳88キロの私が、クールな天才医師と最高の溺愛家族を作るまで
第5章 私は、あなたを選びたい

衝撃の初対面

私は、今、羽田空港のエリアウォーキングの時のようにぐるぐる歩き回っている。
さっき会ったばかりの樹さんと、もう1回別れてから。

先ほどまでは、和のテイストが面白いなど、周囲を見る心のゆとりがあった。
けれど今は、覚えた道をただ機械的にテクテクと歩くだけ。
だけど、今はどうしても歩き回りたかった。

今の自分の気持ちを、ちゃんと整理するために。
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