40歳88キロの私が、クールな天才医師と最高の溺愛家族を作るまで
ねえ、優花。
もしも、もしも……。
真実を君が知って、その上でもし俺を選んでくれるなら……。
俺はきっと、乗り越えられると思ったんだ。
過去を。
だから、1度は、ちゃんと覚悟をしたんだ。

情けない男だと、呆れるだろうか。
嫌いになって、しまうだろうか。
それでもし、君が、こんなダメな俺を受け入れてくれるなら。
選んでくれるなら。
君がいてくれるなら。

俺は……ちゃんと、この世界で今度こそ……生きていける気がするんだ。



そんなことを思いながら、刻々と迫り来る着陸のために、優花を起こした。
< 191 / 229 >

この作品をシェア

pagetop