わがままピンクレモネード 〜クールな旦那さまは私の時だけ甘く、独占愛を刻み込む。〜


 それから一時間目が始まり四時間目まで授業を受け、お昼休みは茅那ちゃんと定番の中庭でご飯を食べる。


「碧依、今日も綺麗なお弁当だね〜」

「うん、だけどほとんど昨日の残り物だよ。作ったのは卵焼きくらいだよ」

「えーでも、冷凍は使ってないんでしょ? それだけで尊敬」


 毎日私は手作りのお弁当だ。朝、五時に起きて朝食を作りながらお弁当を作るのが日課なので何もすごくない。


「ウインナーもハートだし、可愛い」

「前にさSNSで出てきて可愛いなって思って」

「うん、可愛い。いいな〜」


 私とは逆に茅那ちゃんはいつもコンビニで買ったパンとかおにぎり。だからいつも「いいな」と言われる。コンビニで買うとお金かかるし、節約しないとだもん。

 昼休みが終わると、五時間目六時間目が終わり放課後。茅那ちゃんと別れ、帰宅途中にスーパーに寄って夕食の材料を買ってから家に帰る。手を洗い、夕食を作り始めた。




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