宝物 番外編付き

お寿司が運ばれて美味しくいただいている時、

蓮
「山本さん、小野さん、

移動まで10日程ですが、私が佐山　蓮だと

知っているのは、

社長でサヤマの専務の城戸さんと、

人事部長、そして大学からの親友の

坂田　光だけです。

くれぐれも、他言無用でお願いします。

社内で俺の話しは絶対にしないで下さい。

お願いします。」


山本、小野
「はい。」

山本
「主任、想いがやっと通じて良かったですね」

蓮
「へ？」

小野
「山本さんにはくるみちゃんが入社してから

バレバレでしたよ！

既婚者の上司の方々もわかってると思います」


蓮
「え〜！　マジっすか？」

山本と、小野がクスクス笑う。


山本
「みんな、応援してますよ！」

蓮
「参ったなぁ〜。バレてんのかぁ〜」と

頭をかいて照れていた。

お昼休みも終わりそうになり、

私と山本さん、小野さんは会社へ急ぐ。

お会計をしてくれた蓮さんは電車で営業へ

出かけて行った。


山本
「くるみちゃん。おめでとう。」

小野
「スゴイ早い展開になっててビックリしたけど、

幸せになるんだよ〜

私と山本さんは、お口チャックで頑張るからね」

くるみ
「ありがとうございます。

本当に宜しくお願いします！」


そして、通常の業務を開始した。