宝物 番外編付き
慶一郎
「いいね!それ! 蓮!

それさデザイン部の坂田課長に通してよ!


彼は、片山文具で《フワフワちゃん》の

担当だったんだろ?」



「うん。今から電話するわ」

慶一郎
「くるみちゃん、サヤマでも大ヒットに

なるかもしれんぞ!」


くるみ
「え? まさか〜」

慶一郎
「イヤ! なる!」

和子
「元々のデザインとアイデアは

くるみちゃんなんだから、儲けたら、

サヤマから報酬をもらうのよ!

くるみちゃん!」


くるみ
「え〜! いりませんよ〜。

売れるかもわからないし〜課長のアイデアに

して企画して下さい!」



「まあ、それは後から考えよう。

光に先に電話するわ〜」


和子
「ククク。くるみちゃん良かったね!」


くるみ
「ゆっくり、リハビリが…」


慶一郎
「絶対に、無理させないから。 な?」


くるみ
「じゃあ、原案を何パターンか考えます。

3ページで完結にして〜………」



「光が、めっちゃ乗り気だったぞ!

あさってくらいまで 5パターンって

くるみに伝えてだって!」


くるみ
「え〜、明日は弁護士事務所だし…

あさっては、リハビリだから…無理だよ〜

今日から徹夜作業になる…」



「それは、ダメ! 

今日ギブス取れたばかりだし。

父さん、ゆとりのある企画にしてもらえない?」


慶一郎
「そうだよなぁ、 今年いっぱいで

5パターンにしてもらえ!」


「うん。そうする。」


蓮さんが坂田課長にまた連絡して、OKが出た。


どうしよう…困った状況になっちゃった……

と、くるみは困惑していた。
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