宝物 番外編付き
「どうだった?」

「くるみちゃんのお婆ちゃんのマンションが売れて、今日所有者変更手続きしたって、不動産会社は12時過ぎに出てる……」

「誘拐じゃあないわよね〜 くるみちゃん可愛いから…….」

「丸川弁護士の連絡を待とう。
山田家にも聞いてくれるらしいし。」

「ねぇ、くるみちゃんのお婆ちゃんのマンションを売却したって事は…
お婆ちゃんのマンションには荷物がもう無い…って事?」

「ギブスが取れたとはいえ、
片付ける時間くるみちゃんにあったか?

キャラクターデザインだって描いてたのに…何か、変だよなぁ。」

みんなで電話を待つ。

〜…〜…
「はい!丸川弁護士。」

スピーカー通話にした慶一郎。

「山田さんのおばさんもおじさんもバーベキュー以来あってないそうです。
ウチの母親も同じでした。」

「あの〜 くるみちゃんはお婆ちゃんのマンションの荷物はどうしたんですか?」

「え? 私は蓮さんのマンションに入れたと聞いてますが……違うんですか?」

「くるみちゃんは、私たちには仕事も辞めてたし、無理せずゆっくり片付けして、蓮のマンションへ運び込むと聞いていたんです。」

「なんだか、くるみちゃんらしくないな!
嘘つくような子じゃあないから!
何かありそうですね〜。
脅されたりしてませんでしたか?」

「イヤ、無いと思いますが、
和子はどう? 今日の様子とか…」

「いつもと同じで、
ニコニコしながら出かけたよ〜……」

「くるみちゃんから連絡がきたら教えて下さい。
私もこれからくるみちゃんのお婆ちゃんちの管理人さんに会ってみます。」

「はい。お願いします。」
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