宝物 番外編付き
喜三郎
「昭和銀行の頭取の娘!!

それに、秘書から外した谷口……!」


源太郎
「健気なくるみちゃんは、身を引いたんだな…

きーちゃん! 

サヤマのメインバンクは昭和銀行?」


喜三郎
「うん。そうなんじゃ」


源太郎
「俺んとこも、昭和銀行だわ!

そんな性悪な娘を持つ頭取には銀行を

去ってもらおうかのう〜」


喜三郎
「まさか! ゲンちゃん!」


慶一郎
「親父も源太郎おじさんも、

どこに変えるつもり?」

源太郎
「昭和銀行のライバルの 平成銀行かな?」

喜三郎
「平成銀行とは……

昭和銀行の3分の1程度の取引か?

どうだ? 慶一郎?」


慶一郎
「そうだな。 今回の工場分で昭和銀行から

20億融資を受けたばかりだわ。

平成銀行は、融資したのは返済済みだわ」


源太郎
「よし! これからウチの重役達にも

連絡してみる。と言っても息子達だ」


慶一郎
「おれも、常務の龍一と専務には親父から

連絡してみてさ、ここに来てもらおう。」


ゲンちゃんもきーちゃんも、力のある会長さん


ゲンちゃんの息子さん2人と

サヤマの 盛岡 正 専務と 

及川 龍一常務が喜三郎宅へ緊急招集がかかった。
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