宝物 番外編付き
寿司の出前がくるまで、みんなはくるみが知らない間に引っ越ししたカラクリを聞きたがりくるみが説明していく。

みんなビックリしていた。


そして、蓮さんとお義父さんは特に谷口さんと麗花さんが許せない様子だった…

お爺さまとお婆さまは、運転免許は取得に賛成してくれたが、
隼人くんは運動神経ゼロの私の事をすごく心配していた。

お義父さんとお義母さんは、
赤ちゃんが産まれたら今のマンションだと狭いんじゃあないかと心配していた。


サヤマの会社の状況説明をお義父さんがみなさんにしてくれた。

くるみがデザインしたガチャガチャの絵本の売り上げが良くて生産が追いつかない状態だという事と

大手アパレルとのコラボでTシャツを販売予定だと写真を見せた。

サヤマでも通販サイトで販売するが、これを機に会社のホームページと野菜工場通販サイトをプロの製作会社に任せた事。
隼人くんが担当だと教えてくれた。


「隼人!アンタ凄いじゃあない!」

「ハハハ! まぁな〜」

「実は… つわりで教習所をお休みしてる間に《フワフワちゃん》と《モモちゃん》が作るお料理レシピの絵本を制作してて、

蓮さんの工場のトマト缶で1ダース購入したら、絵本をプレゼント? とか?
販売促進になるようにと思って〜」

「蓮!社長即決だ!すぐに取り掛かれ!」

「はい。 
でもさ〜俺、新婚さんだから残業したくないなぁ〜」

「蓮! 
お前はこれから妻と子を養うんだから、馬車馬のように働け!」

「オイオイ、爺ちゃん。
まるで、ブラック企業じゃあないか〜」

ハハハ!ギャハハ!とみんなで大笑い。

玄関がピンポン♪と鳴り、お寿司が届いた。

山田さんのおばさんや丸川さんのおばさんも手伝ってくれた。
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