宝物 番外編付き
明日は、
ホテルのブライダル担当の部長さんと打ち合わせをする為、佐山家みんなで町へ向かう。

くるみのマンションも見に来る事になった。

みんな何となく興奮気味だったが、
やっと落ち着いてお爺さま、お婆さまは自宅へ戻り、お義父さんからお風呂に入り、私たちも2階へ向かう。

「くるみ……」

蓮は腕を広げると、
くるみは蓮に近づき抱きつく。

「蓮さん……。本当にごめんね……」

「うん。赤ちゃんに免じて今回だけは許す。
どんな時もどんな事も俺を頼って欲しい。
頼りないかもしれないけど俺も頑張るからさ」

「うん。もう、絶対離れない!」

「さあ、疲れただろう?風呂入って寝よ!」

2人ともお風呂にはいり、

蓮さんの腕にすっぽり収まってぐっすり眠る。
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