宝物 番外編付き
番外編

結婚式

番外編*

結婚式

前日から泊まっているお爺さま、お婆さま

お義父さん、お義母さん。

夜は、駅前の小さなお寿司屋さんで、

家族だけの夕飯をたべた。

寿司懐石を座敷で食べる。


喜三郎
「蓮、くるみちゃん。 

結婚本当におめでとう。

2人には野菜工場が軌道に乗るまで

この町で頑張ってほしい。

くるみちゃんは、元気な赤ちゃんを産んでな!

佐山家の更なる発展と繁栄に乾杯!!!」


「「カンパーイ!!!」」

みわ
「くるみちゃん。コレは私の物なんだけど、

何かプレゼントしたくて〜受け取って!」


大きなサファイアの指輪だった。

みわ
「古い指輪だから、今の流行りに

リフォームしてくれても良いし。」



くるみは、蓮を見た。

蓮は微笑んで頷いた。

くるみ
「ありがとうございます。お婆さま。」



和子
「くるみちゃん。コレは佐山家に代々伝わる

ダイヤの指輪。私もお義母さんから頂いたの

蓮のお嫁さんにプレゼントしようって

楽しみにしてたの! ハイ!」


くるみ
「ありがとうございます。大切な宝石を…

本当にありがとうございます。

私も佐山家の大切な宝石を受け継いでいきます。」



くるみは、嬉しくてポロポロ泣いた。

みわも和子もくるみの背中を、さすってくれた。
< 406 / 435 >

この作品をシェア

pagetop