宝物 番外編付き
その日、駅前のお寿司屋さんでお祝いをした。

蓮とくるみ。


「くるみも赤ちゃんも良く頑張りました!

おめでとうくるみ。 明日もお祝いだな〜」

くるみ
「うん。そうあって欲しい。」


「合格したら、撮影とかするから服も

考えて着ていけよ〜 ハハハ!」


くるみ
「メイクもって言いたいんでしょ!

わかってますよ〜! クスクス」


翌日、免許センターで本試験を受けたくるみ。

問題集をたくさんしてたからか、

簡単に感じた。ひっかけ問題では?などと

疑ったりもしたが、試験が終了し、

どっと疲れて休憩室に蓮が待っていた。


「どうだった?」

くるみ
「簡単だから、全部ひっかけ問題なのかもって

疑ったよ〜。何とか全部解答欄は埋めた。」


蓮はお腹を撫でて、


「赤ちゃんもお疲れ様〜。

ママはクタクタだってさ。クスクス」


休憩室にも、本試験の発表があるから

会場に戻るようアナウンスが入った。

くるみの受験番号は28番!

掲示板に番号が出されて、みんな掲示板に

集まり、うお〜ヤッタ!とか、え〜ない!!

など声があがる。

23.26.27.28!!! あった!!ヤッタ〜!!

もう一度確認する。ある!28番。



この後、写真を撮って講習の映像を30分

見てから、免許が交付されると

蓮さんにメールで知らせた。

蓮さんからは、おめでとう!!良かったな。

と返信がきた。


やっと、免許が交付されて手にした。

交付されて、休憩室へ戻ると蓮さんが

ニコニコして待っててくれた。


「くるみ、おめでとう!

さ、隼人さんやみんなにメールしてから

実家に行くぞ! 

さっきくるみが合格した事を連絡したら、

みんなでお祝いしてくれるんだって。」


くるみ
「うん! 嬉しい!! 

写真が指名手配みたいだけど、

みんなに見せようと! ハハハ!」
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