私の推しが推しじゃなくなった件
満里奈があたふたしていると

~♪

びくううううう!!!!!

うん。たぶん…ていうか絶対大宮くんだよね…。

満里奈が恐る恐るスマホを見るとやはり大宮 誠という文字が。

推し…からの電話なんだけど出るのがすごく怖い!!!!

でも出なくちゃ!!

満里奈は勇気を出して電話に出た。

「佐藤さん?」

『…はい。』

「メッセージ見ちゃったよね?」

『…はい。』

「やっぱりか~…」


誠は少しの間沈黙し

「もうやめるわ」

そう続けた

『え?』

やめるって何を??

「え?じゃねぇよ。猫被るのやめるって言ってんだよ。」

いつもと違う話し方に満里奈は絶句する。

「佐藤さん?聞いてんの?」

『え、あ、はい。聞いてます!!』

少し怖い声に思わず背筋が伸びる

「これがほんとの俺なんだけど、竹内にも秘密にしてるから。黙っててくれるよな??」

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