同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~


『ってことでさ。まあ、上々だわ。こっちの感じ。』

共栄建設の関西支店に3日間の予定で出張の陽輝から電話があったのは、その日の11時ごろ。
わたしは家に帰ってから簡単に晩ご飯を作り、食べていたとこだった。

『そうなんだ。よかった。』

『……』

一瞬の間…があったような気がした。

『奈桜。何してんの?今。』

『ごはん、食べてた。』

『そう…』

遅いな。とは言わない…

『あー、明日夜帰るから。』

『うん。』

『じゃあ。おやすみ。』

『おやすみ…』

明日金曜日なのに…ウチきてって…言わない…

なんで…

なんで…?


けど…なんかガッついてるみたいで…
自分から夜そっち行くねとは言えない…わたし…

ほんとは…

今でもすぐ…会いたいのに…ね…


< 127 / 183 >

この作品をシェア

pagetop