僕等はきっと、満たされない。

「おいしかった
暑いから、もぉ1個食べようかな…」



暑い



気付いたら

キスはできないまま

春から夏になろうとしてた



「晴…」



「ん?…雅?」



「晴、好きだよ」



「うん、私も好きだよ」



好きだよ



ホントに好きだよ





なのに

いつも躊躇う



ホントにいいのかな?

君を傷付けないかな?



いつか

晴と…



いつか

晴と…



別れなければならない日が

必ず来る



君を京都には

連れて行けない



君の前で京都弁を話すのをやめたのは

君に笑われるから

それもあったけど…



君を京都に連れて行くことが許されないから

君を京都の人にできないから

それもあった



連れて行きたくても

連れて行けない



好きでも

いつか別れは来る



好きになっても

よかったかな?



晴は

オレを好きになってよかった?



「アイスとオレ、どっちが好き?」



「んー…アイス…

やっぱり…

えっと…
うちは雅が好きどす」



ぎこちない君の京都弁



ーーー



止めれなかった

晴を好きな気持ち



触れた晴の唇は

甘くて冷たかった



「晴、愛しとるよ」



「うん
私も…」



ーーー



唇が熱くなった



いつか別れが来るのを知りながら

オレは晴を

好きになった



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