愛してしまったので離婚してください
雅の運転はかなり心地よくて、ドライブ中は私はほとんど眠っていた。
私が眠りやすいように座席を倒したり、お腹が冷えないように上着をお腹にかけてくれる雅に、私は心地よさを感じながら余計に眠気に襲われた。

時々目を覚まして隣をみると、運転している雅がちらりと視線を向けて微笑んでくれる。

まぶしいほどの光景に、私は抱えていた大きな不安を忘れそうになれた。


「ついた」
デートは二人で話してプランを練った。
一番優先してあるのは私の体調。でも、体調を気遣いながらもお互いにこれはやりたいという計画を組み込んである。

支度を急がなくていいように、混雑する時間もさけられるように、家を出た時間も遅かったからか、最初の目的地である水族館は、思ったよりもはるかに客が少なかった。
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