キャラメル頭の君と、1ヶ月の同居ラブ。
「あっ」              
                
                   
目眩が……               
                  

そういえば熱、測ったっけ?       
                 
                  
コンコン。

「綾音? 朝ごはんできたけど……入るよ?」               
                   
                 
蒼……ふんわりしてて朝弱そうなのに、何でこんなに早起きなの?         
             
              
時刻は6時半。        
               
            
昨日の夜、私がこの時間に起きていると伝えたりしなければ、蒼は部屋に来たりしなかっただろう。            
                  
                   
ここにきて始めての朝だから眠りが浅かったのかな。               
                   
           
あぁもうダメだ……倒れ、る……


せめて、蒼が入ってくる前に、あの嘘だらけの手紙を隠さなくちゃ……


あれを見たら、蒼は凄く怒る。


蒼の事なんてまだなんにも知らないのに、なぜかそう思った。           
                  
                    
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