隣の住人。




帰って早々、謙人にたくさん抱きしめてもらった。




幸せすぎる。

それに、もっと幸せな事があった。



謙人には言わないけど…謙人のペアリングが左手の薬指になっていた。



私は、

無理矢理優香につけられたけど…


私も左にして、正解だったということだね。




気のせいかもしれないけど…帰って来てからキスの数が倍以上になってる気がする。



幸せだから、何でもいい。

謙人に触れられてて、幸せすぎた。





『それで、謙人に話があるんだけど』

「何?」




謙人との完全同棲話は、大事な話だと思い電話では話していなかった。



顔を合わせた今、

隠さずに両親と話した内容を謙人に伝えた。




謙人が承諾したくてくれなかったら不可能な話だから、説明が下手な私だけど…一生懸命話した。





「ひなはそれでいいの?」

『それがいい』

「なら、そうしよう」


と、

承諾してくれた。





ということで、近々私の家は解約。



落ち着くまでは、

今まで通り謙人の家で過ごす事となった。




何の問題もなく、話が出来て良かった。

人生初めて彼氏と同棲何てドキドキする。



けど、今も同棲しているようなもんだから…生活は何も変わらないと思っている。




< 299 / 334 >

この作品をシェア

pagetop