隣の住人。





「慶が車からお酒持ってこいって」




ダンボールのお酒が2箱。


最初の1箱を謙人が持って、もう1箱は私が持とうと思ったら「ここ乗せて」と言って目線で合図してきた。





『かっこいいじゃん』

「惚れた?」と、聞いてきた謙人。






私は聞こえないふりをして謙人の後ろを歩いていると急に止まるからぶつかってしまった。





『何?』

「ちゃんと答えろし」

『ひなをいじめるのが好きなの?』

「そう」

『嫌い』

「あっそ」

『ふてくされてた?』

「別に」




と、言う謙人は完全に不貞腐れた様子です。



何だか面白い光景で、ついつい見てしまった私。

そんな謙人は早々と玄関へ向かって行ってしまった。





『謙人!』




名前を呼んだのと同時に謙人の背中に飛びついた。




「怪我するって」

『大好き』と、言うと満足そうな謙人。




私を背負ったまま歩き始めて、私は背負われたまま玄関を開けて靴も脱いだ。





「器用だな」




謙人はお酒を持っていて、両手が塞がれていたから私を支えてくれず…自分の手と足の力でおんぶされてたから限界を感じてリビングに入る前に降りた。






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