隣の住人。




パパが帰ってきた頃に部屋に戻るとスマホをいじってのんびりしてた謙人。




『いつ起きたの?』

「今さっき」



と、謙人の横に寝転んだら腕枕してキスされた。





実家に来ても、いつも通りで安心する。

この人のキスってなんでこんなに落ち着くだろう。






私もキスを返すと、何もなかったように再びスマホを触っていた。




スマホを覗くといつメンと連絡を取っていた。

LINEでさえ、いつものテンションで笑ってしまった。




浜ちゃんも元気そう。






『パパ帰ってきたけど、どっか食べに行くって』

「挨拶しにいこっか」

『緊張する?』

「あんまりしない」

『彼女の親に会ったことある?』

「ないよ」

『謙人のママとパパに会ったら緊張しそう!結婚ダメですって言われたら泣いちゃいそうだもん』

「駆け落ちするから」と、余裕そうに笑っていた。





メンタルが強いのかも。

考えてみれば謙人の人生の方が波瀾万丈だもんね。



こんな事、序の口だよね。





謙人は準備が終わると、リビングに移動してパパとご対面した。






「ひながいつもお世話になっててありがとう」

「こちらこそ、謙人と言います。お世話になります」

「背が高くてかっこいいな」

「いやいや、そんなことないっす」

『ひなの誕生日に籍入れようと思ってるんだ。いい?』



と、

本格的に結婚の話をママとパパに話した。





急に本題に入ったからママもパパも謙人もびっくりしてたけど…私的には早くこの話を終わらせたかった。




自分の親なのに、緊張してるのは私の方だったのかも。





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