ネトゲ女子は社長の求愛を拒む
「シュレッダー!?」
会長がギョッとして、前のめりになった。
「個人情報ですからね。廃品回収のほうがよかったですか?」
「いや、シュレッダーで」
八木沢社長は笑っていた。
「有里さんは面白いな。よかったら、今日、美桜さん達も呼んで一緒に食事でもどうかな」
「予定があるのですみません」
即決即答。
きっぱり断った。
会長か驚いていたけれど、社長はもっと驚いていた。
「まてまて!直真のどこが不満だったのか、聞かせてもらえんか」
「社長に不満なんてないですよ。失礼します」
ぱたん、とドアを閉めた。
そう。
今日は予定がある。
レアアイテムを落とす敵が出現するのは18時からのはず。
私の計算ではそうでている。
定時に帰るために会議資料の作成やら、お礼状の作成、季節の挨拶状をハイスピードで片付けたのだった。
レアアイテムのために――
会長がギョッとして、前のめりになった。
「個人情報ですからね。廃品回収のほうがよかったですか?」
「いや、シュレッダーで」
八木沢社長は笑っていた。
「有里さんは面白いな。よかったら、今日、美桜さん達も呼んで一緒に食事でもどうかな」
「予定があるのですみません」
即決即答。
きっぱり断った。
会長か驚いていたけれど、社長はもっと驚いていた。
「まてまて!直真のどこが不満だったのか、聞かせてもらえんか」
「社長に不満なんてないですよ。失礼します」
ぱたん、とドアを閉めた。
そう。
今日は予定がある。
レアアイテムを落とす敵が出現するのは18時からのはず。
私の計算ではそうでている。
定時に帰るために会議資料の作成やら、お礼状の作成、季節の挨拶状をハイスピードで片付けたのだった。
レアアイテムのために――