ネトゲ女子は社長の求愛を拒む
「若菜ちゃん?どうしたの?」
宮ノ入グループの営業一課で働いてるはずじゃ!?
「もぉー!どうしたの?じゃないですー!ずるいじゃないですか!先輩ったら、八木沢さんの秘書になって。教えてくれないんだもん」
あなたに教える必要ありましたっけ?
そこまで親しかった覚えはない。
「辞令は見たでしょ?」
「見ましたけど、先輩、冷たすぎ。もー、おわびに今日、飲みに付き合ってくださいよー」
「えっ!?なぜ、私が若菜ちゃんにお詫びを!?」
「迎えにいきますからね!」
プツッと通話が切れた。
え、マジで?
ショックを受けていると、昼休みが終わってしまった。
午後からの仕事は季節の挨拶状を送るためのリストを作成するくらいで、あとはやることもない。
明日は土曜なのに。
金曜の今日はウキウキで徹夜の勢いだったよ?私。
泣きたい。
はあ、傷は浅い方がいい。
弟の携帯に電話をかけた。
宮ノ入グループの営業一課で働いてるはずじゃ!?
「もぉー!どうしたの?じゃないですー!ずるいじゃないですか!先輩ったら、八木沢さんの秘書になって。教えてくれないんだもん」
あなたに教える必要ありましたっけ?
そこまで親しかった覚えはない。
「辞令は見たでしょ?」
「見ましたけど、先輩、冷たすぎ。もー、おわびに今日、飲みに付き合ってくださいよー」
「えっ!?なぜ、私が若菜ちゃんにお詫びを!?」
「迎えにいきますからね!」
プツッと通話が切れた。
え、マジで?
ショックを受けていると、昼休みが終わってしまった。
午後からの仕事は季節の挨拶状を送るためのリストを作成するくらいで、あとはやることもない。
明日は土曜なのに。
金曜の今日はウキウキで徹夜の勢いだったよ?私。
泣きたい。
はあ、傷は浅い方がいい。
弟の携帯に電話をかけた。