ネトゲ女子は社長の求愛を拒む《宮ノ入シリーズ②》
相談しろよと思いながら、飲み会があるというレストランまで向かった。
俺に対して運転手は余計な詮索はしない。
大抵、汚い仕事を受け持つのは俺の役目のせいか、宮ノ入会長のジジイに言われているからか、知らないが、あまり口を利かない。
いちいち聞かれなくて助かっているが、よっぽどジジイは怖いらしい。

「少し待っていてくれ」

「わかりました」

とりあえず、雰囲気を見て、連れ出せばいい。
店内を見渡すとすぐに見つかった。

「いらっしゃいませ」

にこりと人の良さそうな微笑みを浮かべる。

「すみません。待ち合わせをしていた者が店にいるようでして」

「は、はい。どうぞ」

女性のホール係はあっさり通してくれた。
たいしたことなさそうな男が三人並んでいた。
なにか話している。

近くまで行くと、声が聞こえた。

「先輩ってビッチですよねー」

「は?」
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