ネトゲ女子は社長の求愛を拒む《宮ノ入シリーズ②》
「社長秘書だったイケメンの八木沢さんは子会社になった沖重の社長になって会えないし、ざんねーん」
八木沢さん―――あの目つきが鋭いクールビューティーか。
綺麗なせいか威圧感半端ないんだよね。あの人。つまり超怖い。
「残念って。八木沢さんだって社長と同じで雲の上にいるような人じゃないの?」
「そんなことないですよー。わかりませんよ」
自信あるなあ。
私が高難度の敵に挑むのと同じ気持ちか。
仕方ないな。それは。
でも、八木沢さんはどうみてもラスボス級だからなー。
「木村さん」
噂をすれば、なんとやら。
課のみんながギョッとして仕事の手を止め、現れた人物を仰ぎ見た。
まあ、それもそのはず。
社長の奥様だからね。
「先輩、どうしました?」
「少し話があって。時間、大丈夫かしら?」
「あ、はい!大丈夫ですよ」
今日の仕事は終わっていて、急ぎのものはない。
八木沢さん―――あの目つきが鋭いクールビューティーか。
綺麗なせいか威圧感半端ないんだよね。あの人。つまり超怖い。
「残念って。八木沢さんだって社長と同じで雲の上にいるような人じゃないの?」
「そんなことないですよー。わかりませんよ」
自信あるなあ。
私が高難度の敵に挑むのと同じ気持ちか。
仕方ないな。それは。
でも、八木沢さんはどうみてもラスボス級だからなー。
「木村さん」
噂をすれば、なんとやら。
課のみんながギョッとして仕事の手を止め、現れた人物を仰ぎ見た。
まあ、それもそのはず。
社長の奥様だからね。
「先輩、どうしました?」
「少し話があって。時間、大丈夫かしら?」
「あ、はい!大丈夫ですよ」
今日の仕事は終わっていて、急ぎのものはない。