ネトゲ女子は社長の求愛を拒む《宮ノ入シリーズ②》
「誰が反抗期だ!ぬ、脱がすな!」
替えのパジャマをおいて、ボタンをはずしてあげたのに社長は抵抗を見せた。
「あ、男兄弟でなれているんで。大丈夫ですよ」
「恥じらいがなさすぎる!」
「下も脱がします?」
「やめろ!」
「じゃあ、自分で着替えてください」
「わかった」
社長は素直に頷いた。
「兄弟いるのか」
「そうなんですよ。兄と弟がいて」
「昨日、コンビニで買い物していなかったか?」
「あー、弟です。私のポテチを勝手に食べたんで。一緒に買いに行ったんですよ」
「そうだったのか」
「もしかして。社長は女の人の所から帰ってる途中でした?」
返事がない。
あ、やっぱり。
少し間を置いて言った。
「もう別れた」
「えー?」
「特別な相手じゃないから、まあ、いつでも別れてもよかった」
「付き合うって、特別な相手じゃないと付き合っても楽しくないんじゃないですか」
「楽しくはないな」
素の社長って、とんでもない凶悪な人じゃ。
「なんなら、有里さん。付き合おうか?」
「お断りします」
超特急でお断りしたのだった。
こんな節操のない男と付き合えるかっ!
替えのパジャマをおいて、ボタンをはずしてあげたのに社長は抵抗を見せた。
「あ、男兄弟でなれているんで。大丈夫ですよ」
「恥じらいがなさすぎる!」
「下も脱がします?」
「やめろ!」
「じゃあ、自分で着替えてください」
「わかった」
社長は素直に頷いた。
「兄弟いるのか」
「そうなんですよ。兄と弟がいて」
「昨日、コンビニで買い物していなかったか?」
「あー、弟です。私のポテチを勝手に食べたんで。一緒に買いに行ったんですよ」
「そうだったのか」
「もしかして。社長は女の人の所から帰ってる途中でした?」
返事がない。
あ、やっぱり。
少し間を置いて言った。
「もう別れた」
「えー?」
「特別な相手じゃないから、まあ、いつでも別れてもよかった」
「付き合うって、特別な相手じゃないと付き合っても楽しくないんじゃないですか」
「楽しくはないな」
素の社長って、とんでもない凶悪な人じゃ。
「なんなら、有里さん。付き合おうか?」
「お断りします」
超特急でお断りしたのだった。
こんな節操のない男と付き合えるかっ!