ネトゲ女子は社長の求愛を拒む《宮ノ入シリーズ②》
さすがに振りほどくわけにはいかず、脇ににちょこんと座った。
見ればみるほど、綺麗な顔だなあ。
その顔を眺めているうちにうとうと眠ってしまった。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


「はー、よく寝たー」

うーんと、伸びて起き上がると、はっとした。

「しゃ、社長!?」

目の前に綺麗な顔があり、全てを見透かすような目がじいっとこっちを見ていた。
心臓に悪い。

「よくそんなに寝れるな」

「今、何時ですか?」

「昼過ぎ」

「あー!半日無駄にした!って、社長、なんか食べました?」

「まだ」

「プリンとヨーグルト、バナナありますよ。それ食べててください。私、なんか作りますよ」

「いや、そこまでしてもらうわけには」 

「宮ノ入の会長から面倒見てやってくれって言われているので」

「ジジイから!?」

「もー。ちゃんとおじいちゃんって呼んだらどうですか。まだ反抗期なんですか?あ、パジャマ、着替えておきますか」
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